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山形県



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山形県は知れば知るほど奥が深い。
この県は南北に長く、全体的に山がちな地形なので都市部の国道は多少渋滞する。

新庄・天童・山形・米沢など国道13号線と最上川流域は都市が内陸都市が発達しているが、日本海側の鶴岡や酒田に関しては同じ山形県でありながら山を挟んでいるうえ、海側に位置することもあり、異なる文化圏を醸し出している。


↑鶴岡市から見た日本海に沈む夕陽


山形は日本海沿いから見るサンセットがとても綺麗です
海に沈む夕日というのはなんとも感動的です。普段太平洋側に住んでいる私にとっては夕日は山の向こうに沈むものと思ってました。
でも日本海沿いに住む人たちは夕日は海に沈んでいくのが当たりまえ。故にこの素晴らしい夕日も日常の光景なのだという。

まずは新潟県の村上から北上して山形県に入県するシーンからスタートです。

内陸部はイイ感じの田舎風景が広がる。特に山形県の庄内平野日本で有数のコメの産地として有名です。


脅威の暑さと地元の蕎麦屋
数年前までは日本で一番気温が高い地点として山形県酒田市の40.8度が有名でしたが、つい最近埼玉県で40.9度が出て記録を塗り替えられた。
あまり嬉しくない記録かもしれないが、ナンバーワンの座を奪われるのはその市町村の知名度までを奪ってしまう。


山形を日本海沿いに走っていると海の向こうに栗島や飛島といった小島が見える。地図で見ると小さな小さな島だが人は住んでいるのだろうか。


鶴岡市・酒田市といった都市を抜けると次に正面に見えてくるのは日本百名山でもある「鳥海山」。
子供の頃に一度来たことがあるが、確かあの時父親の運転する日産ブルーバードがガス欠寸前となり、大変な思いをした記憶がある。
それ以来父はガソリンメーターが半分以下になると不安になってしまい、ガソリンを入れるようになっている。
ちなみに私はガソリンのエンプティメーターが点灯したら入れている。私のヴォクシーはガソリンランプがついたら残り8リットルという意味らしく、リッター8キロくらいだとしてもそのまま64キロは走れる計算です。だから大丈夫。

そして大人になった今、再度訪れてみました。


鳥海山は2236メートルもあるわりに海からかなり近い。その為山から見る海の景色が素晴らしく、時間的な都合で見ることができないがここで日本海に沈む夕日を見たらさらに感動的なことだろう。
今いるところはちょうど標高1000メートルくらいです。

今回山頂までは行きませんでしたが少し登山道に足を踏み入れてみました。
すると早速荒々しい山肌が我々を迎えてくれた。

ちょうど西日が当たって斜面が綺麗に見えた。山の谷になっているところが見事なV字谷を造形している。本当にVの字に見えます。



そんな鳥海山から見る夕日はやはり極上だった。



この山も当然日本百名山です。しっかりと私のターゲットになっているのでいつか登ってやりたいと狙ってます。
標高はそんなに高くありませんが歩く距離がなかなかのものなので前泊1日登山といった行程になりそうです。
かなり遅くまで残雪が残る山でもあるので8月〜9月の間にしか登れない気がします、そうなるとやはり夏休みに挑戦するしかない。
ところで右の写真、秋田県と書いてあります、地図上で見ると鳥海山はギリギリ山形県に入っているように見えますが・・・
実際は違うんでしょうか?


同行した友人が絶壁の岩の上でカッコ付けてたので、私も負けずと「より絶壁の近く」で対抗。
あまりこの男と張り合うと命がいくつあっても足りなさそうなのでここで終了。
この後は鳥海山を出発して秋田県の「にかほ」方面へ下ることになる、完全に日が落ちてきてそれはそれは素晴らしいサンセットでした
秋田編に関してはこちらをご覧ください。山形編を続けます。


以前県東部にある蔵王スキー場に行きましたが、その時の写真が一枚も無いことに気づきました。
この鳥海山の写真もそうだが山形を旅したのはだいぶ昔であり、デジタルで保存されているデータがほとんど残っていません。
ここで紹介した他にも蔵王の樹氷を見に行ったり、米沢でステーキを食ったりと何度か他でも訪れております。

ちょっと気になっているのが月山のスキー場。このレポを書いているのは2010年の3月30日なのでスキーシーズンももう終わりです。しかし!この月山スキー場は春・夏スキーのメッカと言われ7月くらいまで滑走が可能な全国でも珍しいスキー場なのである。ここ以外で7月にスキーができるのは乗鞍岳と八甲田山くらいだと思います。

蔵王スキー場の写真はありませんが蔵王に夏に行った時の写真があるので夏の蔵王を紹介したいと思います。



日本百名山  蔵王山


誰もが名前ぐらいは聞いたことがあるであろう「蔵王」
樹氷が見られるスキー場としても有名ですが今回は登山の対象として紹介していこうと思います。


シーズンオフのスキー場。この蔵王スキー場は東北地方でナンバー1の規模を誇るスキー場である。
一日券を買っても絶対に一日ではすべてのコースを滑ることはできないとおもます。できるとしたらそれは空いている平日に一日中いた場合に限ると思う。


夏にこの場所に来るということは当然「登山」です。蔵王山は山形県に4つある日本百名山であり、比較的簡単に登ることができる。
リフトの写真があるが実際にはこれには乗ってません。それにしても一人乗りのリフトって久しぶりに見ました。
今ではどこのスキー場に行っても殆どみかけません、安全上新設はしないのかもしれません。


やたら整備された登山道を登っていくとそこは刈田岳。実は蔵王山は百名山ですが蔵王山という山は存在しません。
蔵王山というのはこのあたり一体の山を総称してそのように読んでいるだけで実際にはいくつもの山が点在しております。


沢山ありますが全部に登っていられないので刈田岳をチョイス。


刈田岳の山頂に来ましたが悪天候で何も見えません。そればかりか小雨まで降ってくる始末。
8月の夏休みだというのに気温が13度しかありません、車を降りたときあまりにも寒くてバスタオルを羽織って登りました。


山頂はこのような光景が広がっており、晴れていれば気持ちよさそう。周りには石を積み重ねたケルン?が沢山あった。

ここまで来たら登山だけでなく、是非「お釜」も見ておきたい。
お釜とは火口に溜まった水のことで、不思議な緑色に見えるところが特徴。
ただ、この天候では・・・・


う〜ん、これは微妙・・・ 霧は一向に晴れない。


一瞬関係ない部分が晴れて思わぬ絶景を見ることができたが肝心のお釜の部分はご覧の通り。


結局霧は晴れず、生で見ることができませんでした。

本来であればこのような光景を見ることができたはずです。上の写真は写真を撮ったものなのでちょっと色が変になってます。


山を降りたあとはこの辺でおなじみの「玉こんにゃく」と「ずんだ餅」で腹を満たす。
壁に右の写真のような日本百名山登頂記録というものが貼ってあった。これは全国にある百名山の登頂を目指すものにとっては喉から手が出るほど欲しいポスター?である。登頂記録を付けることができ、登頂日時、登山口などを記入できるようになっている。
私の場合は欲しかったけどよく考えたら当ホームページにもっと詳しく書いているので買わないことにした。


月山湖大噴水



その湯殿山温泉から車で少し山形市側に下ったところで偶然見つけたのがこれ。月山湖大噴水。
何気なく寄ってみたらちょうど放水が開始されたところでした。時間を見てみるとちょうど午後5時、1時間ごとに放水してるんでしょうか?なんだかラッキーな時間に寄ったみたいです。

噴水と言ってもこの写真の船から噴射されるようで、この船の運転手は相当な振動をくらっていることと思われる。
調べてみるとこの噴水は高さだけだと日本一を誇るんだとか。実際かなり迫力がありましたが、10分後に飽きたので帰りました。

一応動画も載せておきます、噴水が好きな方はどうぞ〜 → 月山大噴水

JR山形駅



JR山形駅です。左の写真は駅の西口、右の写真が駅の東口です。どちらかという東口の方が栄えているようです。



山形駅の東口の歓楽街の中で見つけた山形牛を食べられるお店に入ってみました。
ちょっといろいろと頼みすぎて後半キツかった・・・・


JR米沢駅



山形牛を食べておいてこちらを紹介しないわけにはいかない。どちらかというと米沢牛のほうが有名だと思う。


米沢駅の前には何箇所か米沢牛を食べることができるお店がありますが、我々が入ったのはここ、「まるぶん」さんです。
まだランチメニューがやってる時間だったので米沢牛をふんだんに使った「牛重」を注文(うな重の牛肉バージョン)
同じ牛丼でも牛丼チェーン店で食べるいつもの食べ慣れたものとやはり違います。肉の質というか上品でコクがあるような感じがします。
この味を文章で表現するのは難しいので、近くに寄った際は「まるぶん」へ寄ってみてください。15時までランチ料金でお得です。


最上川源流

白布温泉からさらに南下し、福島県との県境の直前のところには最上川の源流があります。
最近はよくTVなどで多摩川や荒川の源流を辿る番組をよくやっているのを見ますが源流辿りはブームなんでしょうか?


先程の源流の碑から少し奥まったところに倒れた看板があり、「赤滝」「黒滝」と書かれてました。
ちょっと行ってみようかと思いましたがご覧のような廃道状態にあり少し考えた末やめておきました。一人だったら行ってたかもしれません。


ちょうどこの写真のあたりが山形県と福島県の県境となります。
これより先は福島県のレポートをご覧ください。




最後にちょっと小ネタ。






山形市内で見つけた珍しい吉野家です。右の写真に吉野家なのに「そば」と書いてあり非常に気になる。


今となっては無理にでも行ってみればよかったと後悔している・・・





山形県は交通面でこれからの発展が期待されます。
北陸道は新潟県の新発田から村上へかけて建設中であり、今後の計画では鶴岡・酒田と接続して秋田の本荘までつながると思われます。
秋田県の横手・湯沢と山形を結ぶ縦貫道も部分的ではあるが完成しつつある。
さらに福島市から米沢を結ぶ新しい高速道路も建設中であり、関東から山形にアプローチするのに2通りの高速が出来ることになります。
今後も山形県から目が離せません


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