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石川県




石川県は能登半島の部分がだいぶボリュームがある気がします。
今回もまた多数の写真で私の駄文を補いたいと思いますので視覚的にお楽しみいただければ幸いです(笑)


穴水町

写真は8番らーめんという北陸地方に多く展開するラーメンチェーン店。
関東では食べることができないので私にとってはご当地グルメと同じくらいの希少価値を持つラーメン屋である。
北陸地方を旅する時はだいたい寄ってます。

能登半島もまた、私のお気に入りスポットの一つであり、これまで3回能登に来ております。
でもその3回の間に能登もいろいろと変化がありました。
能登空港ができたしこれに伴い能登道路も伸びてきた。しかし「のと鉄道」は穴水から先の輪島までの区間と蛸島までの区間が廃止になってしまった。現在もその廃線跡が残っているので遺構は確認できます。


珠洲市

能登半島はそんなにメジャーではないのか、あまり混雑していた記憶がない。

七尾市街が少し混雑したことがあったが基本的には快適なドライブができる、能登島と言って巨大な橋で島に渡ることもできるし上の写真のように最北端までの遊歩道なんかがちゃんと整備されていていろんな楽しみかたができます。

でもこのあたりは昔北朝鮮によって拉致された方がいたという悲しい過去もある。

七尾市

上の写真のように能登島大橋に渡るときカウントされます。この日は私のヴォクシーは974台目の入島車だったようですね(笑)
島に入ると確かに都市部と違った雰囲気が漂います、基本的に何もありません。そんな中に何を見出すかはその人次第だと思います。何もなくてつまらないと思うのもまたいい。現在置かれている状況が既に非日常的な時間なのでありそれ自体が貴重な時間だから。

珠洲市+?

なお、能登を旅する時は夕方に夕陽を見るために西海岸を通ることをお勧めしたい。富山編でも触れましたが普段太平洋側に住んでいる方にとって海に沈む夕日を見るというのは大変貴重な体験だと思います。私の場合は日本海側にいるときはいつもそれを意識してます。太陽って本当に赤くなるんですよ、黄色とかオレンジではなくて。

珠洲岬から輪島市へ向かう途中には塩田があります。ここで海水を天日干しして塩が作られます。

ちょっとした工場見学(小規模ですが)もできるので塩ができるまでどのような行程があるのかを学べます。塩の試食?もできますが塩分の取りすぎに注意しましょう。


ここに来てすっかり塩に詳しくなりました。塩が作られるのにこれだけの行程があるのにもびっくりしました、なんだか普通の家庭でいつも使っている塩にありがたみを感じます。ということで塩を購入しました。
塩関連でもう一つ。塩の道という街道があるのをご存知でしょうか?
塩の道
その昔、信州へ塩を運ぶのに使われた街道のことで、日本海側からのルートと太平洋側からのルートがあったようです。太平洋側は静岡県の浜松→長野県の飯田市→そして塩尻へと至ったようです。もしかしたら天竜川を船で渡ってきたのかもしれません。そして新潟側は糸魚川から長野の小谷(おたり)・白馬・大町を通って塩尻に向かいます。現在の大糸線のルートとほぼ一致します。そして塩の行く着く先ということで現在の塩尻という地名になったと言われております。
もっと「塩」について知りたいという方はここへ行きましょう↓
http://www1.ocn.ne.jp/~saltroad/


穴水町


先日できたばかりの能登空港に行ってみましたが「道の駅能登空港」という表記もありました。謎だったのが「道の駅」はどこ?ということ。
確かに空港はありました。中に入ってローカル空港を堪能しましたがどこが道の駅でどこが空港なのかよく分からなかった。普通道の駅というと駐車場があって周辺の観光案内とか地元の特産物を売る建物があったり24時間のトイレがあったりするのが常識。
でもこの道の駅は存在が分からない、空港そのものを道の駅と言っているのだろうか?でも空港内をくまなく見回しても道の駅の表記はどこにもありませんでした。きっと空港と同じ時期だから2003年以降にできたものと思われる。謎は解けぬまま次へ行きます。

九十九園地

穴水を過ぎて珠洲に向かう途中に能登町という静かな町がある。ここは漁業や真脇遺跡で栄えていたが、のと鉄道の穴水〜蛸島間の廃線に伴い鉄路を失いました。
真脇遺跡には世界最大の土器があったり能登の漁業伝統である銅船が見られたりとなかなか見どころが多いわけですがもう一つ、九十九園地も紹介しておきたい。九十九園地とは九十九湾の一角にある海水浴場を備えた公園です
写真のような不思議なオブジェクトが個性的でいい雰囲気を演出している。

九十九園地

九十九湾に奇岩を発見↑ あと、ここは思ったよりいろいろと整備されていて海の上を渡れる足場↑までありました。
私も渡ってみましたがなかなか怖かったです。右の写真に海を渡る私が写ってますがこれはかなり怖い。
足を踏み外したら深い海なわけでもう少し潮が引いたときに時に渡るべきなんだろうか。
ちなみに九十九は「つくも」と呼びますが長崎の佐世保にある九十九島は「くじゅうくじま」と読みます。ややこしいですね・・・・・


この恋路海岸は全国に同名のスポットが何カ所あるんだろう?恋人岬とかもいろんなところにある気がします。ちなみにこの辺は能登町ではなく珠洲市になります。奇岩がたくさん見られますがこのへんの岩場は不安定で滑りやすいうえフナムシがいたりして驚いて転ぶこともあるので注意が必要です。
恋路駅
先ほど触れましたがこの駅は廃駅です。穴水〜蛸島間ののと鉄道は2005年に乗客の減少により廃線になってしまいました。予算がないためか、駅や線路も撤去されずそのまま残っております。ある意味廃線ファンにとっては嬉しい措置である。

見附島
これは恋路海岸近くにある見附島という断崖の島でわざわざ渡れるように整備されております。
恋路海岸を意識してか、若いカップルを呼び込むようなギミックが多々見られます。幸せの鐘?もあったしいかにもカップル向けな感じの観光地です。
でもそんな思惑とは裏腹に家族連れの方が多かったです。

千枚田

ここはそれなりに有名な場所だと思われる

よくカレンダー等の風景に使われていたりして、見たことある方は多いと思われるがそれはここです。
全国にはたくさんの棚田があって様々な表情を見せてくれますが、中には素晴らしい光景なのにもかかわらずほとんど知られていない棚田もあってなかなか奥が深い。

男女滝・輪島市

輪島から西海岸に出る際に発見したマイナーな滝。男女滝という名ですがこれは「なめたき」と読みます。この写真を撮った時は特に何も案内板のようなものがなかったため帰ってから調べてみたら男女滝についての記述を見つけました。
名前の由来としては2つの滝が寄り添うように、時には1本になって流れ落ちる様が夫婦のように見えることからこの名がついたと言われております。ただこの滝は国道を走っていたのでは発見できません。輪島の市街地からとにかく海沿いを通る道を探してみてください。市街地から15キロくらいです。

琴ヶ浜

ギリギリ輪島市なのがここ「琴ヶ浜」です。ここは鳴き砂の浜として知られ、足で砂を踏むと「キュッキュッ」と音が鳴ります。鳴るはずなんですが一度も鳴ったことは無いです、いろんな踏み方をしてみましたが駄目でした。なにかコツがあるのだろうか?
上の写真は琴ヶ浜の一角にある謎の洞窟です。奥の方からは水が流れてきているので地下水の行きついた場所という感じです。


さて、能登半島に関してはここまでにしたいと思います。でも石川県はなにも能登だけではないので以下は半島以外の石川県のレポになります。




金沢セイモア

ここは金沢セイモアスキー場。石川県で雄一行ったことがあるスキー場になります。印象としては地元民ばかりといった感じです。そんなに大きなスキー場ではないしマイナーな存在ですがコースマップを見て来てみたくなったので来ました。それはスノーフリークを唸らせる急斜面の存在!

上級コースの斜度が40度を超えているように見える。転んだらマンガのように雪だるまになって転がりそうです。
でも本当にこんな斜面もあるので初級者・中級車の方はご注意頂きたい。
上級者の方はこのスキー場は強烈な斜面が多いので無茶をしたいときにはいいかもしれません、全く整備されていない斜面でも特に立ち入り禁止措置をとらず、この先は自己責任でお願いしますという嬉しい解放感がウリ?


北陸鉄道
この写真を見ただけで何が言いたいのかピンと来た方は相当なテツの方でしょう。

ここは加賀一の宮駅と鶴来駅、2009年10月で廃駅となりました。北陸鉄道自体は廃線になったわけではありませんがこの二区間だけは利用者の減少に歯止めがかからず82年間の長い歴史に幕を閉じたのでした。
なんだか最近鉄道マニアの気持ちが分かってきた気がします。鉄分が増えてきてしまいました。

でもこうゆうのってジーンときます。なんだか感慨深いものがあります、その背景を知れば知るほどに・・・



け、ケンイチ?

石川県も内陸部は結構田舎ムード満点です。そんな中ちょっとツッコミがいのある看板を見つけました、本人は知っているんでしょうか?
ちなみに美川町は吸収合併されて白山市になりました。



松井秀樹の実家

県内走行中に偶然見つけた松井秀樹の野球の館。今はメジャーリーグで活躍してますが読売ジャイアンツ時代に残した功績を讃える石碑も建ってました。
確か金沢市にあったと思います。

金沢といえばこんなものがありました。これって宮城県の「萩の月」のパクリじゃないですか?
これは完全にパクリでは・・・
デザインもなんとなく似てる。
ちなみに本物はこちら↓



ちなみに金沢市内にある居酒屋「居ノ壱BAN」という店があるが、ここは金沢にいらした方には是非寄ってほしいと思える素晴らしい居酒屋。

とくにこのいくら尽くしの料理は一番インパクトが強かった。980円なのでお財布にも優しい。


兼六園編

石川県は能登だけではない、こんなにも素晴らしい見所があると胸を張って言える。そんな場所がある。

日本三名園(三大庭園)に数えられる「兼六園」である。

庭園など興味はないとずっと思ってました。でも前日に金沢に宿泊することになり、せっかくなので金沢市内にあるここに寄ろうということになった。

でも来てみて本当によかった。ここは日本庭園の美しさというものを本当に実感できる。
そして全然興味のなかった私も夢中になっていた。庭園に夢中になるというのも変な話ですが苔の緑、空の青、石の白さなど色を意識する場面が多く、写真も綺麗な写真がたくさん取れて大満足でした。
それにしても上の写真の不思議な石はなんなんでしょう?園内の至る所に置かれており、何かのメッセージだと思われるが謎である。


この際だからどっぷりと「和」を堪能しようと思い、茶屋に入って正座で抹茶を淹れて頂いた。
自販機の抹茶オレや豆乳の抹茶味などとは全然違い「苦い」
結構なお手前でした。

庭園の魅力にどんどんハマっていった。美しい・・・
日本人のワビ・サビの心はデザイナーのそれに通じるものがあるのかもしれない。
真ん中の木彫りなどはその道の職人が彫ったものだと聞いたが、これほどの器用な技術があるのがまずすごい。
今まで行った海外ではこうゆう一見無意味なものは見られなかった。日本人はこだわるところが違うのか?

上の三枚の写真も日本らしい風景である。実際この写真を撮っている私の周りでは外国人の観光客の方がたくさん見られた。

気付いてしまった。
たぶん、日本庭園が美しいと思えるのはそこに水があるからだと思う。
水のある景色はやはり美しく見える。今までもそうだ。黒部ダムも寸又峡も天竜峡も華厳の滝も、今までこのサイトでイチオシとして紹介してきたものはみんな水が関わっている。

なにやらいろいろな見どころもあるが私としては自然風景のほうが好きです。



いかがでしたでしょうか?石川県は面積は小さいですが見どころは多いと思います。
ここで紹介した他に県内で有名なスポットとしては白山等が有名だと思いますがこれらは今後の訪県の際に目的地の候補の一つとします。
もしかしたら今後の調査によりまた面白そうなエリアを発見できるかもしれません。それでは!
兼六園の奇樹

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