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静岡県



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小富士
富士山に関しては誰もが知っていると思いますので、富士登頂時の様子はこちらをご覧下さい。
ここでは、富士山の須走登山口から徒歩20分ほど歩いたところにある穴場スポットをご紹介します。

最初は富士演習場の脇を登っていく感じです。でも途中からかなりグネグネした道になるので車酔いしやすい方は要注意です。
この写真は10/21のものですが標高が高くなるにつれて紅葉が進んでいくのがお分かりいただけると思います。


須走登山口は富士宮口や富士吉田口に比べてマイナーなせいか、車が停められなかったことがありません。
駐車場からもご覧のような見事な富士を見ることができます。すぐそこに山頂が見えますが登るのに7時間くらいかかります・・・


左の写真が目印です、決して右の写真の方へは行かないでください。これは山頂方面に行ってしまいます(7〜9月のみ通行可)


登山道と遊歩道の分岐ではこの写真の方へ向かいます、下っていくイメージです。
遊歩道は木立の中を歩いていく静かな雰囲気の道になります、風の影響もあまりないので紅葉シーズンにはいいと思います。
右の写真は溶岩の流れたあとでしょうか?それとも雪解けシーズン限定の川?
富士山は吸水性の高い溶岩質の地質なため、雨が降っても川として流れずにほとんど全てが地表に吸収されます。
吸収された水分は長い時間をかけて忍野八海や柿田川湧水として地上に湧き出します。


唐突に木立の遊歩道が終わり、あたり一面が砂利の道に変わります。ここが小富士と言われる場所です。
本当に突然足元の具合が変わるので「なんでいきなり砂利になるんだ?」と誰もが思うと思います。富士山って不思議ですねヽ(´ー`)ノ


なかなか爽快な眺めです、あまり知られていないせいかそれほど人も多くないのでオススメです。
といっても帰り道、集団の観光客が来てすれ違いに苦労しました。私が知らなかっただけで有名なのかもしれません・・・



空気が澄んでいて空もいつもより青い。標高の高さくる非日常を体全体で味わうワタクシの図。
高山で真上を向いて寝転がると空に吸い込まれていきそうになります、空に落ちていくというか、空の向こう側を想像してしまう感覚。うまく説明できません。


柿田川湧水

富士山に降った雨が長い年月を経て大地から湧き出す場所。そんな場所がいくつかありますが、山梨県の忍野八海と並んで有名な観光スポットとなっているのがここ、柿田川公園です。


遊歩道はよく整備されておりとても歩きやすい。時々ザリガニやサワガニを見ることができますがザリガニはうまいこと擬態しているので見つけにくいかもしれません。


ここは観光地でもありますが、沼津・三島市民にとっての憩いの場でもあります。
湧水に入って子供が遊ぶスペースがあったり、広大なレジャースペースがあったりで、キャッチボールをしたりバドミントンをしたり犬を走らせたりしてます。


湧水の写真を何枚か載せてみましたがよくわからないと思いますので動画も載せておきます↓
wakimizu.MOV


柿田川湧水の駐車場の近くにはお土産屋さんや売店・喫茶店などがあり、テラスで軽食を取ることも可能です。
私が立ち寄ったときは隣の椅子でネコが昼寝をしており、なんだか和やかな雰囲気が気に入りました。ちょっとモフモフさせてもらいました(笑)
猫の画像はマウスカーソルをあわせると画像が変化します。


富士竹類植物園 http://fujibamboogarden.com/light/top.htm

これぞB級観光スポット。500円でいろいろな種類の竹を見ることができる竹専門の植物園です。


広大な園地の中には珍しい竹の他、植物が群生しており静かな雰囲気の中散策するようなイメージです。


竹好きな方には堪らない場所かもしれませんが私は・・・もういいかな( ´▽`) 金木犀の香りが印象的でした。



私の静岡県のイメージとしては東西にとにかく長いという印象に尽きる。
右端の小山町は我が町秦野市から一般道で30分〜40分もあれば着いてしまう。しかし左端の浜松(湖西市)などは一般道で行くとしたら5〜6時間かかるのではないか。高速でも2時間半はかかる。それだけ通過するのに時間のかかる県なのである。そんな静岡県だからこそ見どころもいっぱいです、北は山。南は海、西は浜名湖、東には伊豆と全体にわたってバランス良く観光地が配分されている感じがします。また、全国的にも日中の平均日照時間が長い県でもあります。



そんな明るく、清々しいイメージがいっぱいの静岡県。個人的には早く第2東名が開通してくれればすごい助かります。御殿場から三ケ日インターまでの区間に関しては2012年に先行して全面開通する。そして一番開通が遅れそうなのは我が町秦野を通る区間。完全開通は2020年とのことです。この第2東名は法定速度が120キロとなる見込みで私の予想では2時間半で名古屋と結ばれるようになると思います。新幹線に張り合える日も近い?


伊豆
全国的にも著名な観光地で見所も多いが整備された道路が少ないためか、渋滞の問題や所要時間が意外とかかるという顔も持つ。
伊豆は家からも近いがそれほど頻繁に行くところではない、というか行きつくしてる感があります。
沼津インターから行く場合と真鶴経由で行く場合と箱根経由で入るパターンに分かれますが土日に行く場合はどれも混雑すると思われます。

これらの写真は伊豆を象徴するような3枚かもしれません。左から「浄蓮の滝」・真ん中は「山葵田」右は「かつらぎ山」になります。
浄蓮の滝は石川さゆりの「天城越え」という曲中にも歌われてます、タイトルの天城越えももちろん伊豆に実際にある天城峠のことです。そして伊豆と言えば山葵(わさび)です、最近ではワサビのソフトクリームなんかもよく見かけるようになりました。

それではもう一度伊豆に戻ります、今度は東伊豆。

都内からの鉄道での観光客は必然的に東伊豆エリアに集中することになります。西伊豆には鉄道がありません。
実際東伊豆の方が見どころが多いのも事実、西伊豆はところどころだけど見どころが点在します。それでも東側と西側を見て回るなら1日では足りないでしょう。

橋を下から見るのは私の好きなアングルです(笑)
それにしてもこの城ヶ崎公園は小さい子供と来ると非常に危険なので注意していただきたい。
足元の見通しが悪く、いきなり深い崖になっているところも多く、真ん中の写真のように下をのぞきこもうとすると土の部分もあって滑って落ちてしまうこともある。

もちろんこんなところから落ちたら助かる見込みはない。柵もないので本当に注意して散策する必要があります。



つづいては大室山です。一切樹木のないハゲ山として有名。上に行くには駐車場に車を止めて観光リフトで登るしかありません。山頂の真ん中は昔カルデラだったのか、窪んでおり下に降りることができます。
殆どの人は山頂に着いたら火口の淵を一周回って降りていくようです、私もやりました。



このあたりの伊豆はただの観光地ではなくオシャレにリゾートと言った方がお似合いかもしれない。至る所に別荘が建てられ、それなりに栄えていて観光客も多いのでなんとなくハイセンスな雰囲気が漂っている。
そんな中、右の写真のような不可解な少年の像が交差点に置かれているのが怖い。本当に怖い。無表情なところがますます不気味だ。夜中に子供が見たら泣いてしまいそう。
この画像もマウスカーソルを合わせるとおかしなことになると思います。


不気味な写真の後は癒し系を。伊豆シャボテン公園の動物たちをどうぞ

え〜っと。左から  トリ、ダチョウ、アルパカ?角のない鹿? よく分かりません・・・・・

左から。・・・・いきなり分からない。なんだこの動物?そしてこの左から2番目の生物も分からない。
右の2枚はたぶん豚だと思う

左からポニー・ロバ・クジャク・フラミンゴ。ここは合ってると思う(と思いたい)

左の2枚はプレーリードックだ。あとはカンガルーとカピバラ

そしてこの伊豆シャボテン公園で撮れた最高の一枚がこちら↓



これはかなりレアな一枚ではないだろうか。カメラを向けながらクジャクに対してストーカー行為をする私に「威嚇」してきたのだろう。でもこれを待っていたのだよ。
さらに背後に回って後ろ姿もゲットした。これには大満足!!

私への威嚇が無駄だと分かったのか静かに羽を閉じ始めた。

あとシャボテン公園にはサボテンもたくさんあります。あまり興味なかったので右の2枚だけです。何だかわからないけどサボテンです。



御前崎

ここは台風の中継等でよく名前が出てくる御前崎です。よく天気予報で「御前崎の沖合い約50キロにある台風X号が・・・・」という具合に登場するあの御前崎です。
御前崎の灯台は大人200円子供無料で登ることができるが何年か前までは子供20円という??値段設定だったと思う。
この近くの150号線沿いには浜岡原発があったり砂丘があったりで、マイナー国道ながら楽しめるラインだと思います。特に浜岡の砂丘は鳥取砂丘に規模でこそ及ばないものの浜辺の丘という感じの非日常光景が味わえる好きな場所の一つです。前に行ったときにカッコよくギターを弾いている若者がいた。なんだかBGMで演出してくれているようだった。


浜松と言えば浜名湖で有名、そして浜名湖と言えばウナギの養殖で有名、それならば取る行動は一つ。
実は右の写真は料理が出てきたら食べる前に撮影する予定でした。でも目の前に出された見事なウナギの姿にそんなことは忘れてしまい、一通り食べた後に思い出して慌てて撮影したものです。食べかけのうな丼で失礼します・・・・


三保松原

名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんが新日本三景の一つ、三保の松原です。
ここは海岸沿いに無数の松が並ぶ景勝地となっており、地図で見るとよくわかりますが砂嘴と呼ばれる地形となっております。

ちなみに新日本三景とは静岡県:三保の松原 北海道:大沼公園 大分県:耶馬渓 を言います。

「新」ではない元祖日本三景は
京都府:天橋立 宮城県:松島 広島県:宮島厳島神社 のことを言います。

これらは世界遺産や国定公園とはまた違った特定の景勝地で元祖日本三景は1643年の江戸時代にはもう決められていた。つまりそれだけ歴史ある景観だということだ。江戸時代の人々も愛した景観、それが日本三景。
それに対し大正時代(1915年)に全国投票で選ばれたものが新日本三景です。
ここでワタクシ時宗が勝手に定めた「時宗日本三景」を発表します
・富山県 黒部渓谷
・静岡県&長野県&愛知県 佐久間湖付近の秘境地帯
・山口県 秋吉台&秋芳洞

皆さんはどうでしょうか。私は人に聞かれてお勧めスポットを答える時に非常に悩みます。
どこも捨てがたいし優劣をつけるのは難しい、それに感動するポイントは人それぞれ。とりあえず文化系ではなく自然系を答えることが多い(無難)



それでは次行ってみましょう

静岡は東名や国道1号線を東から西へ移動するといろいろな風景を見ることができる。右の写真は清水あたりで撮影したものです。いつもここを通る時「空気悪そう」と思ってしまう。しかしここを抜けると一気にお茶畑の風景が広がる。
大井川・天竜川を抜けてしばらくすると浜名湖が表れる。しかし第二東名早くできないかな・・・・・



駒門PAあたりを通ると建設中の第二東名とクロスする。
2009年に東海沖地震で東名が通行止めになった時に緊急対策として一日だけ、それもたった7時間だけ一般車用のう回路として通れた時間があった。この時第二東名を通れた人は非常にラッキーだったと思う。2009年8月15日9時から16時。


御殿場

ところ変わってここは御殿場の時の楢(ときのすみか)
ここはなんでしょうね、5年くらい前からイルミネーションがきれいだとか食べ放題飲み放題がすごいとかやたら噂を聞くようになり、そして自分もそれ以来5〜6回行ってます。イルミネーションはたぶん今見たらもう感動は無いと思う、見飽きました。宿泊施設やテニスコート、サッカー場、教会なんかもあってなんでもできます。
私が嬉しいのは食べ放題のほうですね(笑)とくにこの麦畑はいつも混んでるけど和洋様々な料理をバイキング形式で楽しむことができます。種類も豊富なので何度来てもこちらは飽きません、また行きたいな〜



御殿場にはその昔、伊勢神宮の荘園があったことから江戸時代よりもっともっと古い時代から人が住むようになりました。そしてここは静岡でも珍しく積雪のある都市です。山間の町や村に積雪はあるが「市街地」に雪が降るというのは珍しい。御殿場は標高も高く四方を山に囲まれているため夏は冷涼で霧が多く降水量も年3000mmを超える。東京の平均は確か1700mmくらいだと思った。
上の写真はよく分からずに入ったところ。あまり人がいなかった記憶がある。
そんな秩父宮記念公園の中で撮った写真を以下に一気に公開する。


ん〜、なんだか古今東西のいろんな分野の神様たちが大集合したような図ですね。特に右上の毘沙門天はかの上杉謙信が深く信仰していたという武神です。
そして左下の布袋はよく知らないけど布袋寅泰は好きです。余談ですが布袋さんの「MERRY CHRISTMAS LONELY HEART」は名曲だと思います。


さて、和の世界はここまで。これより先は私の大好きな「秘境」のご紹介!
勘のいい方は分かるかもしれない。静岡の観光地で秘境と言えばここしかない?

寸又峡

どうでしょうこの雰囲気。俺こうゆうの大好き、やっぱり都会より田舎だ。オシャレとかナウいものよりも土臭くて豪快なもののほうを好みます(笑)
そう、ここは寸又峡渓谷です。大井川沿いをひたすらひたすら上流へ向けて北上を続け、国道から県道に入って狭い山道を抜けるとそこは素晴らしき桃源郷。地図で見るとよく分かりますがこのあたり一帯は有史以来都市や町が形成された痕跡はなくこの先は道路も通じていない。そんな「終着感」がより秘境気分を盛り上げてくれるのだ。

※後からの調べで分かったことですがこの地にはかつて森林鉄道が通っており、かなり奥地まで林業のための軌道が走っていた。確かに定住している人間はいなかったようだが、現在はとても人間の入っていけないエリアにかつては鉄道が走っていたという事実は私を驚愕させるには充分な真実だった。


そしてここには渡るのが恐ろしい「夢の吊り橋」がある。名前と裏腹にちょっと勇気が必要な揺れるタイプの吊り橋です。決して小さなお子様を一人で渡らせてはい開けません。あと、その後待っている370段の階段(急な山道)もあるので体力に自信のない方もやめた方がいいかもしれない。でもなるべく多くの人にこの雰囲気を味わってほしい。ここに行ったことのない方、この静岡編で一番お勧めなのが寸又峡です、断言します。

どうでしょう、この踏み板の幅の狭さ。イイ感じに年季が入っており体重制限をかけないと踏み抜いてしまいそうである。そして前方から人が来た場合のすれ違い用に離合スペースが設けてあるのが気休め的な措置としてちょっと嬉しい。

ワイヤー部分以外は殆どが木製というのがいいですね。今までいろんな吊り橋を渡ってきたけどここは本物。
宮ヶ瀬の吊り橋とか戸川公園の吊り橋とか天竜川にかかる吊り橋とかあるけどここは本物だ。
まあ「ボロさ」とか「怖さ」とか「渡れなそう度」などを追及していくとこの最終的にはこのような伝説の吊り橋のようなところに行きついてしまう↓(←平成3年以降この橋を渡れた人がいたら神認定)
        高瀬橋


それにしてもこの周辺を開拓した人はどんな人なんだろう。寸又峡温泉ということで一応は有名な観光地なのではあるがそもそも温泉があるからこの地を切り開いたのか。それともここを開拓したらたまたま温泉を発見したのか。
そのあたりの事情も知りたいところである。今の世の中はネットで検索すると何でもすぐに分かってしまう。きっとこの後寸又峡についていろいろ調べるんだと思いますが、ネットで何でも分かってしまうという時代だからこそ自分の足で。自分の耳で聞いたことをこうしてお伝えする楽しさがある。

こうしていろんなところに行っていますが事前に下調べして行く場所は昔はほとんどありませんでした。
昔、学生の頃はとりあえず目的地を決めてそこまで一般道で向かうというスタイルでしたが、その行為こそが今の私を形成しているのかもしれない。
高速道路は時間短縮になるかもしれないが、途中にある魅力的なスポットを全部スルーしてしまうというデメリットもある。それに学生の頃はお金もあまりなかったのでとにかく節約する必要があったので、3食牛丼だった時もあった。食にこだわりを持つようになったのは社会人になってある程度資金に余裕が見えてきてからだと思われます。
では寸又峡の紹介はこのへんにしておきます。最後に秘境感たっぷりの一枚を・・・・・

蒼い川に吊り橋、新緑の中の林道、そして崖の崩落。画像の中に人工物の混入率が低いためこの写真はとても気に入っております。

その後は大井川鐡道の終着駅である井川ダムまで足を延ばしてみました

このダムもずいぶん昔に作られたようでなかなかのイイ光景です。こんな奥地によくこれだけのダムを作ったもんだと感動。特に真ん中の写真など人工物の混入率は0パーセント。ダム自体は人工物だけどこの光景は自然そのものです。
休日だというのにここまで来るとさすがに人がまばら。だってこの先は一般車が通れる道がないですから・・・・
いつかこの先に道ができるんだろうか。地形図を眺めているとこの井川ダムから先はどこにもつながっていないように見える。でも、何年後かは中央新幹線がここを貫いてリニアモーターカーがここを通る予定になっている。
こんなところに駅ができるとは思えないが・・・・・
でもこの中央新幹線の話は私が産まれた頃から構想されていた話ですが、実はもっともっと昔からこのルートを貫いて名古屋まで行く道路を構想していた時期がありました。


実は今ではすっかりおなじみの中央自動車道ですが、実はこの道路。いや、その前にこの中央自動車道のルートを今一度確認しよう。
中央自動車道は東京都の高井戸から八王子を経由して大月ジャンクションを通り山梨県の県庁所在地である甲府を抜けて長野県茅野・塩尻・飯田を通り岐阜県へ。その後は中津川を抜けて東名と合流する。

東京から名古屋に行く場合、東名と中央道ではどちらが早く着くか。
そんなことを考えたことがある。結果としては東名を通った方が早いです。その理由は東名は直線が多く制限速度が100キロになっているところが多く、3車線区間も多い。
それに比べて中央道は全体的に山間部を走るため上り下りのアップダウンが多い。それにトンネルも多いし80キロ区間ばかり。これは燃費にもよくない。
実は東名と中央道「距離」の比較をするとほぼ等しいのだ。でも中央道は時間がかかる。

前置きが長くなったが何が言いたいのかというと、東京から名古屋を単純に地図で見たときに、直線で結ぶ道路・線路が一つもないことに気づくのだ。なぜ無い?なぜに作れない?それは技術的に作れない理由があるからだ。
日本で2番目に高い北岳のある長大山脈、赤石山脈。その後木曽谷と木曽山脈がある。
非常に地質的に不安定で常に崩れに襲われるフォッサマグナを通るというのが理由の一つだ。
確かに生半可な土木技術では到底なしえない夢のような話。でもそんな夢に立ち向かった技術者がいたのだ。

大月ジャンクションから飯田インターまでの区間。これは中央道の建設当初の計画と現在の中央道ではルートが全く違う。

現在中央道の富士吉田線(大月から河口湖・富士吉田区間)は実は本線だったのだ。本当はここから現在の139号線とほぼ並行するルートを辿り、本栖湖や身延を経由して赤石山脈を貫通して井川ダムのある旧井川村を通って活断層の通る旧大鹿村を通り飯田インターへと繋がる。
これこそが中央自動車道の大いなる計画だったのです。そして本当に大月から富士吉田まで作ってしまいました(比較的この区間は難易度が低かったという理由で)
しかしそれ以降のルートを詳しく積算すると莫大な工費と時間を要するためあっさりと現在のルートに変更されてしまった。
着手から完工まで20年もの歳月をかけた理由はルート変更と険しい地形を切り開く難工事の連続だったわけです。ちなみに構想自体は中央道は東名よりも先に計画されていました。でも東名は構想からたった10年くらいで完工している。中央道がいかに難工事だったかが伺える話だ。
ちなみにもしこの中央自動車道が構想通り開通していたとしたら東京名古屋間は今より距離は50キロほど短く、時間も30分以上は縮まっていたことだろう。
その果たせなかった夢が今、時を超えてリニアモーターカーという形で甦ろうとしている。
広報によると2025年の開通を目指しているとのこと。最短距離を時速500キロ以上で駆け抜ける姿は私にとって非常に感慨深いものになるはず。


寸又峡の帰り、なんとなく心がリフレッシュされた気がしました。たまにこうゆうところに来るとイヤなこともどうでもよくなって明日からの生活に活力が注入されます。
そして帰りには由比名物の桜エビを堪能。しかしコレ、後半飽きてきます。決してマズイわけではないが量が多すぎるのだ。

このボリューム。何度も食べてて量が多いのを分かってるのにマグロ丼セットを注文する私。学習してない・・・



さてお次はちょっと普段行かないようなところです。

東海大学海洋科学博物館

博物館と言うよりも水族館のような施設です。↑イワシやシロナガスクジラの骨格模型などを見ることができましたがここのメインはどうやらクマノミのようです。

クマノミというのは↑この魚です、映画「ファインディング・ニモ」で一躍有名になりました。
円形の水槽の真ん中部分が空いており子供が入って見ることが出来ます。
私も匍匐前進して入ってみましたがよい子(大人)はマネしないで下さい。


久能山

ここは山というか歴史的文化財の存在する観光地と見たほうがいい。
徳川家康が祀られているということだがこちらは肉体が眠っている場所で魂は日光東照宮だとか。

ここは海から階段を上って登ってくると1159段もあるということです。
1159段にかけて「いちいちごくろうさん」と覚えるといいとバスガイドさんが言ってました。

しかしどうゆうわけか場違いなガンダムが社殿に祀られており、久能山との関連性が全く分からない。
狛犬の心の叫びを手書きで書いてみました。



白糸の滝 

訪問は2011/02/11で天気は雪。そのため駐車場には殆ど車の姿は無かった。実際我々以外、5〜6人しか人の姿を見なかった。

駐車場には駐車料金200円と書いてあっ
たが入ってみると誰もいなかったためそ
のままスルー。
駐車券はセルフ?方式で自分で取るとい
う初めてのタイプ。近くのお土産屋さん
で500円以上の買い物をすればタダと書
いてあったがそれなら何も買わずに200
円払ってもいいのではと思ってしまう。
それにしてもこの左右の写真は寂しすぎ
る。観光バスすら1台も見られなかっ
た。





思っていたよりも凄い規模です。雨や雪の影響で水量が多かったのかもしれないがかなりの迫力。
滝壺は湯気のような靄が霞んでおり撮影は難しかった。私の他にも三脚を構えてベストショットを撮らんとする初老の男性がいた。
最近は定年退職後の人が余暇を楽しむのに「カメラ」が流行っているようです、デジタルカメラ・デジタル一眼など全世代に均等に売れているというデータもある。
     
雨の白糸の滝もこんな風に幻想的な情景を醸し出しており、幽谷の雰囲気がより出ている。雨の日と晴れの日、そして紅葉の時期と、訪れるタイミングによって旅人を楽しませてくれる滝です。



音止の滝

白糸の滝のすぐ近くにある音止の滝ですが、せっかくなのでここも寄ってきました。
こちらは完全にお土産屋さんの中からの遠望となり、滝壺に近づくことは出来ない。規模はなかなかのものだと思いますがここからでないと見られないのがとても残念です。
ここのお土産屋さんはとても錆びれており、雨を防ぐ屋根もご覧の通り壊れたままになっている。名物の富士宮焼きそばの真新しい看板があったが営業している店は殆どなかった。その屋台の1つに面白い落書きがあったので載せてみました。こんな「くれよんしんちゃん」はイヤだ・・・


田貫湖

朝霧高原の一角にあるこの湖はキャンプ場としての人気が高いようで何箇所かキャンプ施設を見つけた。
また、釣り人にもここは有名なようで、湖岸にはいくつもの桟橋がかかっておりボートもたくさん置いてあった(この時期はシーズンオフのようです)

桟橋のギリギリの位置に立って撮ってもらった写真です。ここで湖に滑り落ちたら「オイシイ」かもしれないと考えてしまったがそんなことしたら死んでしまいそうなので自重。真ん中の写真は湖に浮かぶ島で、当然無人島(だと思う)

      
この山の向こうには身延線が通っており、その先は赤石山脈になっている。この赤石山脈はいままで車道も鉄路もその山深い地形故に通行を許されなかったが、何年後かにはリニアモーターカーがこの山脈を貫く予定です。

じつはリニアモーターカーの線形は40年ほど前に中央自動車道を建設する際に候補だった線形とほぼ一致します。現在の中央自動車道は赤石山脈を大きく迂回し長野県の岡谷・松本市あたりまで大回りしているが、これは当時赤石山脈を突貫する土木技術が無かったという事実に起因している。これは計画倒れという言い方をしてしまうと語弊があるかもしれませんが、実際、今の中央自動車道の大月ジャンクションから河口湖インターまではもともとは「本線」として造られたものだということを知る人は殆どいないと思う。
そして40年たった今、リニアモーターカーのルートはすったもんだもあって3ルートの中からこの直線ルートに決定する運びとなった。





なんだかんだでこんなに長くなってしまいました。
今後静岡県で行きたいところとしては・・・・今のところ無いかも。
今行きたいところを確認するために静岡県の地図を見てみたらだいたい行ってしまっている。でもそれは有名な観光地に限っての話です。実は密かに狙っているスポットが2か所。

1つ目は赤石山脈を縦走すること。これはすぐには叶えられない望みかもしれない。相当の準備と覚悟が必要だろうと思われる。
2つ目は静岡県内のローカル線に乗ってみたいということです。天竜浜名湖鉄道・そしてJR飯田線も忘れてはならない。

やりたいこと、いきたいところが山ほどあって時間がいくらあっても足りません( ´▽`)


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