Travel Maker  宮崎県

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宮崎県


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宮崎県は温暖な気候で南国色が強く、1960年代には新婚旅行のメッカとして栄
えました。
現在では沖縄県にその座を奪われ、代わりに合宿やキャンプ地としての性格が
強くなっています。また、東国原知事や口蹄疫、マンゴー等の話題性もあるこ
とから宮崎県はその存在感を取り戻しています。

こんな風に道路沿いにヤシの木が生えてたりします。この光景は宮崎県ならではだと思います。


道路看板の見慣れない地名を見ると遠くに来た感じがする


国道10号線

宮崎県は主に海沿いに面した土地に都市が集中しています。逆に内陸側では殆ど都市はありません。
えびの市・小林市・都城市が内陸にありますがここは熊本・鹿児島との県境の都市であり昔から栄えてきました。現在では宮崎自動車道が通っているので容易に通行できます。

宮崎は南北に縦断する道路としては今のところ国道10号線が唯一の道となります。ですので殆どの旅行者はこの国道10号線を通ることになります。

上の写真は飫肥城後近くの国道222号線です。
この飫肥(おび)という地は戦国時代に伊東氏と島津氏が覇権争いで100年以上も領有争いをしたという土地です。
現在では国道沿いを中心にかつての城下町のような雰囲気で街が栄えてます。


再び国道10号線に戻ります。

さすが幹線道路。たくさん道の駅があるので休憩場所には困りません。それにしてもこの場所で「湘南ナンバー」は目立ちすぎる・・・・


この時の旅は殆どが車中泊かテントでしたが風呂はいつもこのような大衆浴場を利用します。
温泉ではなく銭湯ということもありますが実際入ってみるまで分かりません。
また、右の写真はジョイキッズというジョイフルのキャラクターですが九州に来た際は絶対ジョイフルも利用します。貧乏旅行には欠かせないジョイフル。みなさんも九州にお越しの際は是非ジョイフルを!


ちょっと気になった看板を発見したので載せてみました。何か関係があるんでしょうか?土々呂駅?
かなり昔からある駅にも関わらずこの駅は「となりのトトロ」がブームの際に何もしなかったようです。
宮崎のトトロということで宮崎監督の隣のトトロとかけて何かやれば少しは経済効果があったのではと思ってしまう。結局当時はJR九州ではなく、JR西日本がこの駅名を使ったCMを流したようです(Wikipediaより)


カラフルな電車です、でもこの車両の形状は国鉄時代によく見られる。夜行急行列車「能登」も同じような形だったと思う。真ん中の写真はたまに旅行中に見られる事故現場。
我々と違い特にトラック運転手は単調な長距離を走るので居眠り運転との戦いである。こういった事故は防ぎようがないと思うが、一人あたりの労働時間を減らすか配達時間のノルマを軽減するなどの方法はあるかもしれない。
右の写真は山の中に佇む銅像?ですが詳細については全くの謎である。


えびの市


ここは「えびの高原」です。日本百名山の韓国岳の麓に位置しており、この時は鹿児島の霧島側からのアプローチです。

続いてこちらは「えびの駅」になります。正直な感想を言うとずいぶんと廃れた感じのする駅だと思います。
かなり歴史のある駅ですが駅前の雰囲気や列車の本数などを見ても完全なローカル線の駅です。

プラットホームからの4方向を撮影。駅前一等地だと言うのに全く使われていない土地もある。

左の写真は切符を販売するところ。自動券売機など有るはずもない。
真ん中の写真は「チッキ」と呼ばれる手荷物預かり所の名残りである。
そして右の写真はこの駅の改札です、自動改札など有るはずもない。
それにしてもここは村でも町でもない「えびの市」です。それなのにこの廃れ具合はどうゆうことだろう?
今までで一番寂しい雰囲気の「市」認定です。


えびの駅は2013年で開業103年目を迎えます。年季の入った建物も納得。



ここでちょっと小ネタです。
えびの市から熊本県人吉市に向かう最中に発見したループ橋です。上の真ん中の写真はマウスカーソルを乗せると画像が変化します。


宮崎グルメ


続いては宮崎発祥のB級グルメ、「チキン南蛮」です。
これは宮崎県延岡市の洋食屋「ロンドン」が発祥であり、元々は甘酢のタレに鶏肉を浸しただけのものでした。
その後、試行錯誤の上タルタルソースを添えることを考案したのは昭和39年のことでした。


名勝 高千穂峡

県の北西部、九州山地の奥地に宮崎最大の観光地がある。
数年前に高千穂鉄道が廃線になってしまい、ここに訪れるには車を使うしかなくなってしまった。

ここは地形的な制約上、駐車場は限られている。我々がここに着いたのはもう昼近くになっておりかなり遠い場所へ車を止めることになった。その点バイクはすぐ近くまで入っていけるので羨ましい。

この左の写真の光景は結構有名なので見たことがある人もいるかもしれない。高千穂峡は幅の狭い瀞と柱状節理が美しい渓谷であり遊歩道も整備されていて1時間くらいで一周することが出来る。

いったいこの瀞(とろ)はどれだけ深いんでしょう?仮にここに落ちてしまったとしたらと思うとゾッとします。
周りの岩は柱状節理(ちゅうじょうせつり)と言って柱状に溶岩が冷え固まったツルツルの岩なので取っ掛かりもなく這い上がることは出来そうもない。

↑柱状節理の典型例。他にも福井県の東尋坊などが有名です、東尋坊に関してのレポはこちらから→福井県編
また柱状節理に関しての詳しい記述は下記をご参照ください(リンク先はウィキペディアです)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B1%E7%8A%B6%E7%AF%80%E7%90%86


上の三枚の写真はそれぞれマウスカーソルを載せることでそれぞれの画像に変化します
ちなみにこの特殊効果はマウスオーバーと呼ばれます。


この高千穂峡はいろいろな「橋」を見ることが出来る。現代のコンクリートアーチと昔ながらの石積みアーチの比較が面白い。


高千穂峡から長い長い階段を上って行くとこの高千穂神社に行くことが出来る。
でもこの神社は高千穂峡の観光のおまけみたいなもの。特に紹介するようなこのもありません。
立派な杉の木がありました。


旧高千穂駅


ここまで来たからには是非ここも寄って行きたいということでちょっと寄り道。
左の看板をよく見ると「TR」と書いてあるのがわかると思うが、これは国鉄が民営化した際に高千穂鉄道株式会社という会社が受け継いだ際に付けられたものです。Takachiho Railway=TRです。

駅舎は現在は開放されており地元の民芸品などが展示されている。ここからプラットホームに入るためには入場料が必要とのこと。ここまで来てケチってもしょうがないので数百円(詳細忘れた)を払っていざ入構。

この左の写真の「ありがとう!高千穂線〜わたしたちはわすれない〜」という文句がグッと来る。

ちなみに車両の中も見学することが出来た。
4人用ボックスシートと手で開けられる窓はローカル線の象徴みたいなもの。

もう二度と走ることのない高千穂鉄道にさよならを告げて次なる地に向かいます。


※この駅は高千穂線の終点ですが、昔はここからさらに延伸して阿蘇の高森まで伸ばす計画があったんだとか。
その証拠としてこの駅の奥に見える車庫の奥まで少しレールが続いています。でもその夢のような話ももう終わりました。




大分県との県境付近(尾平越)
普通宮崎から大分に行く方は国道10号線を通って延岡市から佐伯市に向かうのが普通である。
しかし、このあと大分県の原尻の滝を目指すという関係もあってショートカットの意味も含めて死道市道を通って峠越えをする道を選んだ。

途中こんな綺麗な滝に出会いました。観光地でも何でもなく殆ど人が踏み入れていない自然のままの滝がそこにはあります。


その滝の近くにこんな看板を発見。なんだか本気で「危険だよ」って訴えているのが伝わってくる。
この子供の表情や看板の3分の2を占める「あぶない」の文字などちょっとこの看板が気に入ってしまった。
でも決して溺れるようなところはなさそうではあるが・・・・

途中、かなり大規模な森林伐採の山を通りすぎました。ここでの森林伐採にはどんな意味があるんでしょうか?

最近はIT化が進んでいる上、人口も減っていて紙の出荷量はたぶん減っているんだと思います。
さらに、昔は国有林で伐採した木材から紙が作られて「紙」に関しては自給自足をしていた日本ですが、最近では海外から輸入する方が安いということで国産の紙はあまり受け入れられなくなってきています。
昭和30年代頃までは森林鉄道(林鉄)と言われるナローゲージの山岳鉄道が東北地方を中心にたくさん走っていましたが現在では林鉄に代わって林道が発達し、モータリゼーションの影響もあって林業はあっというまに車に取って代わってしまいました。
私の旅の性格上、林道を通ることがよくありますが、こういった伐採されている山はそこかしこで見かけます。
国産の木材を輸出して海外で加工して紙を輸入するという現象が起きているんでしょうか。こういった疑問はさらに調査が必要となります。旅先で感じた疑問をネットで調べて解決していくというのも最近の私のスタイルの一つです。

市道・町道・村道・林道を走っていると地元の実態がよく見えてきます。国道や高速道路もいいですがたまにはこういった地元密着路を走破するのも楽しいかと思います


↓このトンネルを抜けると大分県に入ります。


宮崎県編はいかがでしたでしょうか。
この県もかなり自然が多く、都市部の紹介がありませんでした。
尾前渓谷や鬼の洗濯板など、気になる観光地もまだまだありますのでここもいつか再訪したいと思ってます。


最後に宮崎を象徴する写真を一枚↓



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