Travel Maker    全国温泉周遊記

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神奈川県足柄上郡山北町 中川温泉 ぶなの湯

公式ホームページ:http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?frmId=241

施設データ
住所:神奈川県足柄上郡山北町中川645-8 TEL:0465-78-3090
風呂:内湯男女各1 露天風呂男女各1 
料金:日帰り料金:700円(大人2時間) 山北町民は大人400円
定休日:水曜日 営業(入浴)時間:10:00〜18:00(季節による変動あり)
駐車場:約50台(無料)

温泉データ
アルカリ性単純泉 源泉温度:33.3度 成分総計:0.365g/kg
湯量:350L/分 pH:10.1 清掃周期:毎日 源泉までの距離:不明
源泉所在:中川温泉足柄上第11号 性状:無色澄明 無味 無臭
加温:あり 加水:なし かけ流し・循環式併用

個人的評価(10点満点)
秘湯度:7 珍しさ:7 アクセス:3 サービス:6 満足度:6 総合:6

他のサイトを見るとこの温泉はあまり混雑することが無いように紹介されているが、私が訪れた11/22はご覧のとおり。
言うまでもなく紅葉狩りに来た観光客の賑わいだが、我々は紅葉ではなく
大室山登山の帰りに寄った。


信玄の隠し湯とあるが、これは甲斐の国(現在の山梨県)から、武田信玄が犬越路を通り、相模の国(現在の神奈川県西部)へ攻め入った際に、兵たちの傷を癒したという説から来ている。

1500年代後半の戦国時代になるが、小田原城の北条氏康はたびたび武田家の襲来に悩まされていたと聞く。
合戦で傷ついた兵士はこの中川温泉で英気を養い、再び戦へ向かっていたとすれば、武田軍の拠点がこの辺りにあったと考えることも出来る。

中川温泉で兵の慰労のために入浴していたということは源泉の発見はそれより前ということになる。
犬越路という峠の名前も、武田軍の進軍の際に、あまりに険しい地形だったため犬を先行させたという逸話から来ている。
この山北町は相模の国でありながら武田信玄とのつながりが強い。

話は逸れたが、右の写真にあるとおり、この温泉はpH値が10.3度とかなりアルカリが強い。
一般的に強酸性は肌の角質を取る(皮膚を剥がして)ので肌はツルツルになる。
強アルカリ性の場合は肌に被膜を作り(角質層とは違い成分による層)、このためスベスベになる傾向が高い。
そのため、強すぎるアルカリ性は温泉成分の皮膚内への浸透が強く、肌荒れの原因になってしまうが、上の看板が言うには「pH10以上でも安全ですよ」と書いてある。
実際、入ってみると登山の疲れが一気に取れて、とても気持ちよく、いつまでも入っていられるような感覚に襲われた。
私の場合、長く風呂に入っているとのぼせてしまうことが多いがここは違う。
また西丹沢の山に登りに来た時には是非立ち寄りたいと思うような温泉でした。




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