Travel MakerKOREA REPORT

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序章 プロローグ 〜第一次渡韓 初めての韓国 観光と買い物と〜


私の初韓国は社会人一年目の23歳の頃で、確か11月頃だった気がする。
かなり緊張して現地でもどうしたらいいのか分からないことも多かったが、同行のガジロー氏のおかげで現地情報のことや語学的な面で非常に助けられた。当時私はハングルを読むことすらできず予備知識もほとんどなかった。
とにかく海外を経験したかった私はあまり深く考えずに羽田空港へ向かった。

韓国に着いてまず思ったのは空港が凄い立派で、この国の経済力の強さを見せつけられた。
インチョン空港と言う最近出来た空港であり、国際空港としてアジアのハブ空港という役割を担っている。
正直韓国を甘く見ていた私ですが、色々な面で日本を凌駕する光景をこれから徐々に見ることになる。


入国する際は入国カードなるものを書かなくてはならない。パスポートのナンバーや個人情報を記入して訪韓目的は「観光」とした。そしてまずは日本円を韓国ウォンに両替しなくてはならない。
「ファンジョンジュセヨ(両替してください)」
と、たどたどしい韓国語で話しかけてみると大量のお札が出てきた。
1万円をウォンに変えると10万ウォンくらいに変換されます。つまり3万円を両替すると30枚ものお札を渡されることになるので財布がとても分厚くなってしまう。
なんとなくお金持ちになった錯覚に陥り、思わず写真を取ってしまった(笑)



韓国に来てこうゆう看板を見るとなんだか安心します(笑)
ちなみにマクドナルドは「メドゥナドゥ」と読み、ハンバーガーは「ヘンヴォゴ」と読む。なんだか微笑ましい。
ミニストップはどうだか知らないがセブンイレブンもケンタッキーもマクドナルドももともとアメリカのものだと思うが、韓国はアメリカとあまり仲好くないのでは?と突っ込んでしまいたくなる。
でも仲の悪いはずの日本の漫画や音楽はどんどん受け入れてるようだし、文化に関してはだいぶ開放が進んでいると見える。


もちろん韓国オリジナルのコンビニもある。左の写真が韓国内の至る所で見られるコンビニ「LG25]である。
LGというのはロッテグループのことで、ロッテは様々なところに存在する。
まず食べ物関係ではファーストフード店のロッテリアを始め、ロッテコアラのマーチ。家電ではLG電子のディスプレイなんかが有名である。
千葉ロッテマリーンズも韓国のテーマパーク「ロッテワールド」もチューインガムのロッテもみんなロッテグループです。
ロッテは韓国の企業かと思ったら実は日本の企業です。これは帰国後に知ったことですがなんだかちょっと残念です。
でもロッテはむしろ韓国で大躍進している企業で、財閥まで出来るほどの巨大企業です。

ちなみに右の写真は韓国の道路を撮影したものです。そんなことは見ればわかるかもしれませんが、看板に注目していただきたい。感の良い方なら気付いたかもしれませんが、日本では緑色の看板は高速道路にしか存在しないものである。一般道の看板は必ず青い感看板になっている。
韓国の道は一般道でも高速道路でも緑色なのでなんだか妙に違和感を覚えてしまう。まあ、私が普段車ばっかり乗っているからかもしれません。少なくとも私はなんだか気持ち悪い。
そして大韓民国の首都であるソウルの道には実はビミルガイッソヨ(秘密があります)
やたら道が広く何車線もあって仙台の国道4号線を思わせるほどですが、実はこの道は

非常時に滑走路として使われる
らしいです。
さすが戦争中の国です、有事の際の対策もさすがです。


まずは世界遺産の「景福宮」(キョンボックン)にやってきました。
ここは600年続いた朝鮮王朝の正宮として、今でも慶事の際などに使用されている。地下鉄のチョンノ駅から歩いて来れるので海外からの観光客も多い。


なんとなく韓国の建造物は日本に比べて派手な気がします。日本の場合シンプルで落ち着いた感じの色彩ですが韓国の場合はどちらかというと琉球王朝のそれと似ている。豪華絢爛と言うか王の権威を象徴するかのような造りだと思う。
右の写真は韓服を着て写真を撮ってもらえる観光客用のフォトスタジオです。韓服というか女性用のチマチョゴリです。
昔の王宮の女性はみんなこのようなチョゴリを纏ってました。ドラマ、チャングムの誓い等で有名です。日本で言う着物のようなもの。



↑このようなハングル文字は一般人から見たらとてもとっつきにくいかと思う。
しかしハングルは地球上で最も習得しやすい言語とも言われ、実際私がハングルを読めるようになるまで1週間とかからなかった。
ハングル語・韓国語・朝鮮語・コリア語といろいろな呼び方があるがどれも同じです。言語についてはまた今度触れようと思います。



続いては仁寺洞(インサドン)のご紹介です。写真の通り渋い街並みが続く巣鴨のような場所です。
我々はここで一人の韓国人と運命の出会いを果たす。初めての韓国での友人で、その後の渡韓時のみならず、彼が日本に来た時には新宿を案内したりいろいろな相談に乗ることになる。
年も近いというのもあったが、日本語がもっとうまくなりたいという彼の希望と、我々も韓国語がもっとうまくなりたいという理由からごく自然に連絡先を交換し合った。それからは帰国後もチャットをしてどんどん進行を深めていった。
やはり本とかネットで得る情報よりも韓国人の生の声はリアルで楽しい。



彼は仮にK.Sとしよう。彼は伝統茶を出してくれる喫茶店の店員だったので、せっかくだから柚子茶をいただいた。韓国の柚子茶は非常に美味であり、帰りに御土産で買ってしまった。
上の左の写真には23歳の頃の私が写っている、なんというか若いです。30を超えると体の衰えがよく実感できる気がします(笑)
右の写真には国旗を売っている店があります。韓国では国旗を売っている露店などを多く見ることが出来、何かあると国旗を持って応援したりするので日本と比べて国旗使用率が異様に高い。日本だと国旗を使うのは駅伝の応援時や国民の祝日の時、運動会などの際に掲揚するくらいだ。だいたい国旗なんて買ったことがないし家にあったこともないと思う。むしろ国旗が家にあると右翼系の人かと思われそうだ。
ちなみに日本の国旗は「日の丸」と言われ、韓国の国旗は太極旗(テグッキ)と呼ばれる。
※韓国では日本の国旗も売っているが、燃やしやすいように韓国の国旗と比べて素材が異なるという事実を知った。


忘れてはいけないのが韓国での食事に関するルール。
ルールと言うか、韓国で食堂に入ると頼んでもないものがたくさん出てくることがある、特にお金を取られるわけではないがその店で自慢のキムチだったり居酒屋のお通しのようなものまで様々。
また、殆どの料理が辛いので、辛いのが苦手な方は韓国への長期滞在は本当に向かない。
まあ、コンビニやマック等があるので辛くないものを食べればいいかと思うが、ソウル以外の地方ではファーストフード店などまったく見かけなくなる。私の場合も「辛さの克服」は試練でした。しかしそれ故に現在も極度の「辛党」は治っていない。吉野家に行くと唐辛子を1/3ビンほど使ってしまう(今はだいぶ良くなった)



これは韓国の街並みですが、日本と違って「人」がまばらな気がします。看板は日本と同じくごちゃごちゃしてますが人がごちゃごちゃしてません。左の写真にはノレバン(歌部屋)つまりカラオケボックスがたくさんあります。私はカラオケ好きな人間ですが韓国でも現地の友人と何度か行きました。K−POPを歌うと当然のように字幕は出てきません。そして日本の歌を歌うと日本語の上にハングルの字幕が出ていてなんだか変な感じです。
ちなみにこの時の渡韓では日本でおなじみのTSUNAMIやCan You Celebrateが「新曲」として町中で流れてました。ドラマの主題歌でTUBEのガラスのメモリーズが使われていたりとなかなか面白い。なかでも一番カバーされているのはチャゲアスのようです。CHAGE&ASUKAは韓国でもライブをやってたりするのでファンが多いんだとか。確かに彼らの曲は私も好きだ。




↑ここはシンチョン(新村)にあるカケハシという喫茶店です。
このカケハシは韓国人と日本人の交流の場所であり、事前にガジロー氏が調べて会った場所である。
そしてこの場所でもまた友人が出来た。今度は女性三人組であり、なんだか旅のテンションも上がった(笑)
そのうちの一人、Y.Yさんについては帰国後も連絡を取り続け、彼女にとっても私にとってもお互いの国を知りたいという気持ちは同じだったためすぐに打ち解けて仲良くなった。その後日本に語学留学に来た際も東京を案内したり彼女の恋の相談に乗ったりしましたが、最終的には日本人男性と結婚してソウルに帰って行っていきました。



ここはミョンドン(明洞)大聖堂といって韓国でも最大級の教会です。
ちょうどミサが終わった後だったのか、まだ何人かの韓国では信者が残っていた。教会内で撮影していいものなのか分からなかったが、日本の常識は世界の非常識と言うことわざもある。
日本では何かと敬遠されがちな「宗教」ですが、韓国人の3割以上はキリスト教徒であり、別に何も変なことでもない。



どこの駅だか忘れてしまったがこんな通路があった。日本ではまずお見かけすることのできない素掘りにコンクリート吹きつけの天井です。日本だと安全上の問題とか見た目の綺麗さなどで認められそうもありませんが、韓国では有りなようです。こうゆうのも日本にあってもよいと思うんですが・・・
何だか日本と言う国はいろいろな面で過保護すぎる気がします。何か事故があった場合はそれ自体を中止してしまうのが通例となっている。昔遊んだ公園の遊具も子供が怪我をしただけで「危険な遊具」とされて撤去されてしまうほどである。



ここはオリンピック公園といって、1988年に開催されたソウルオリンピックを記念して造られたもの。右の写真の火はずっと消えることなく燃え続けているんだとか。


ここは江南地区で閑静な場所にあり、ソウル市民の憩いの場となっているようで散歩をしている方がたくさんいた。気になったのは日本と違ってペットを連れて散歩している人が殆どいなかったということ。韓国だと犬を飼ったりしないんでしょうか?
日本に比べて韓国は一戸建てではなくマンションに住んでいる人が多い。これは韓国が自身がほとんどない国であり、マンションが安価に建設できるという点と、一戸建てに拘らない国民性の表れかもしれない。



オリンピック公園には野生の兎がいた。誰かが放し飼いにしたんでしょうか?触ろうと思ったら全力で逃げられました(笑)
橋の写真には「コムマルダリ」と書かれています。多分橋の名前だと思いますが、ゴムマルとはどんな意味があるんだろう?ダリは橋という意味になります。自分の場合はハングルは読めますが意味がわからないものが多い。もっと勉強しなくては・・・・



所変わってここはソウル市内のとあるショッピングモール。
この場所でガジロー氏が写真を取っていたところ、韓国の警察が来て「何をしている?」と言われた。めちゃめちゃ怖かったがどうやらここは撮影禁止の場所らしい。
韓国では見渡し良い場所や高い場所からの撮影は禁止されているようです。軍事的な意味合いでの禁止とのこと。



韓国の魅力の一つとして「食事」は大変重要。最近は日本でも韓国料理を食べられる所が増えてきたように思えますが、本場の韓国に比べるとやはり「日本人向け」に味が工夫されているように思えてならない。
この写真のような大衆向けの定食屋さんに行ってみるとそれがよく分かる。とにかく「辛い」のだ。
でもとてもおいしいのと一食1000円以内で豪華な料理食べられることを考えるととてもオトクな気がします。物価が日本の半分〜3分の1くらいなので少しのお金で豪華な旅行を満喫できます。



第一次渡韓国はここまでとなります。
ソウル市内をウロウロ観光していただけですが、次回は買い物がメインの
第二次渡韓国編です。


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