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丹沢山


標高:1673メートル  所在地:神奈川県清川村/山北町/相模原市  登山適期:4月〜12月上旬 日帰りはギリギリ可能            
最寄駅:秦野駅/渋沢駅 登山レベル:5




秦野から宮ケ瀬に抜ける県道70号線、その脇から林道に入れる道があり、今回はそこがアプローチルート。
ちなみに林道部分は一般者が入れないようにゲートがあり、車はここまでとなる。
この時は実家の父親に送ってもらって私とハナ坊での登山となります。



清川村の奥深くに下ろされた我々の本日の予定ルートは、丹沢山・塔の岳・鍋割山と巡って渋沢の大倉バス停バス停まで歩くという苦行。そしてこれは大変な結末をもたらす結果となってしまった・・・・


↑この写真をよ〜く見ると橋が写ってると思います。個人的にこうゆう古くて趣のある橋って好きです(^^ゞ
道中、途中まではしっかりと舗装された道が続きます、林業関係の車両がたまに通るようで、真夏でも草木による藪化はありません。



炎天下の中アスファルトの上を長時間歩くというのはなかなか厳しい。とろけそうです・・・
そして途中で「索道」の痕跡を見つけました。さりげなく道路脇に遺構があった!
昔はこの索道(簡易ロープウェー)で木材を渡していたんでしょう。



ここからは後半戦。歩きやすい舗装路は終わり、ここからいきなりご覧のような道に変わります。
真ん中の写真の奥のほうにネットが見えると思いますがあれは「鹿よけネット」です・
丹沢一帯では鹿が木の皮を食べてしまうという鹿害が深刻なのです。



山頂に近づくにつれて険しいルートに変わっていきます。
汗で手が滑って鎖がズルズル滑っていったときは死ぬかと思いました Σ(゚д゚lll)アブナッ !



山頂直前の様子です。ここまで来ると道は比較的なだらかで歩きやすい道が続きます。
この地点からであれば大倉に行くのも宮ケ瀬に行くのも距離はあまり変わりません。
この頃から今とんでもない位置にいるんだなって心配になりました。



ここが丹沢山の山頂です。素晴らしい眺望はありません。ただ、山頂一帯が開けており、山小屋もベンチもあるので休憩するにはちょうどいいと思います。
※この位置から秦野側に行く人は必ずここで水分を補給しておかないととんでもないことになります。



丹沢山を登ったあとは本当は蛭ヶ岳に行きたかったが、結構距離が離れているのと時間がないことを考えて諦めました。
このあとは塔の岳に登って大倉まで下りましたが、下階についたのはなんと午後19時半。迎えにきていた父親にかなり心配をかけてしまった・・・・

なんせほぼ全域にわたり、携帯電話が通じない。携帯といっても私はiPhoneなのでソフトバンクの電波が弱いだけなのかもしれない。
携帯は県外だがiPhoneのGPS機能は県外でも動くので、自分が今どこにいて、あとどのくらいで目的地に着くのかは正確に把握出来ていた。
それだけに連絡したくても連絡できないという状態が続いてしまい、ちょっとマイナーな下山道を選んだこともここで後悔した。
何より自分一人ならいいが同行者がいる場合、自分は急ぎたくても相手がペースを上げられないということもある。
今回の登山を通して私が学んだことは多かった。

丹沢山のあとは塔の岳に登りました。塔の岳登山の様子はこちらのページからどうぞ
 → 塔の岳レポート


私の住む秦野市は丹沢山系の登山口として、週末は駅は登山客で溢れます。
自分の地元の山だからと言って安心してると痛い目に遭うということを実感した登山でした。
でも登山って素晴らしい、山登りは止められませんね(^^ゞ


山登りは、非日常世界を誰でも手軽に味わえるスポーツだと思います。




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