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日記 2011/12/1〜
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こうぼうやま
2010/9/25登頂 2011/9/13公開
弘法大師ゆかりの山
標高:235メートル 所在地:神奈川県秦野市 登山適期:通年 日帰り可能 最寄駅:秦野駅 登山レベル:2
この山は秦野市民であれば誰でも一度は登ったことがあるであろう山である。
山頂のすぐ近くまで車で行くことができ、羊がいる牧場を横目に登っていけば15分ほどで着く。
登山道は十分に整備されておりとても歩きやすい。この山は難易度がかなり低いため子供やお年寄りも多い。
標高は低いが秦野市内を一望できるところもあり、眺望はなかなかのもの。
登山道は何通りかあるが、看板がちゃんとあるので迷うことはないと思う。
この山はなぜか猫が多い。こうして写真で見てみるとどの猫も目付きが悪いのが面白い。カタギか?
そしてあっけなく山頂です。山頂には弘法大師が祀られているが、本堂の中の像のそばにはダンボールやら立て看板やらで倉庫的な扱いを受けている。
山頂広場の一角には井戸があり、誰でも水を飲むことが出来る。巨大な鐘もあるがこれはやたら撞いてはいけない。
この鐘は古くから秦野市民に時刻を伝える重要な役割をもっている。
ちょっとしたウォーキング気分で来るのも良し、夕涼みに来るのも良し。
いつでも誰でも無装備で登ることができる安全な山なので気軽に行ってみるのもいいと思います。
駐車場の横にはめんようの里という羊の牧場やジンギスカンを食べられるレストランもあります。
とまあ、普通は弘法山というと上記のようなレポートになるのが普通である。
しかし今回私は弘法山の裏の顔を見た。
弘法山に登るほとんどの方が「めんようの里」の駐車場か権現山経由でやってくるわけですが、弘法山の東がわからもマイナーながらいくつか登山ルートが存在する。
今回はそんな極限られた人しか通らないような登山ルートを紹介したい。
どんなに地図を拡大しても道など描かれてはいないが、地元民のみぞ知る超マイナールートは確かに存在した。
舗装された道路が終焉を告げ、私有地?なのかよく分からない道になっていく。
進むにつれて軽トラも入っていけないような狭い道となる。
やがて森の中に入り、完全に人しか通れない幅の道になる。
道が陥没していたり崩落してちょっとした崖のようになってしまっているのがわかると思う。
今回同行したのは右の写真に写る勇作氏。
「おい、この道は大丈夫なのか?」
「大丈夫だろ、俺が子供の頃はよくこの辺で遊んでたもんよ」
「ってか道ないぞ」
「おかしいな〜、子供の頃はちゃんと通れたんだけどな〜・・・・」
「・・・・・」
我々が子供の頃って30年くらい前ということか?
そして道は牙を剥き始める
最初のうちはご覧のとおり踏み跡がはっきりしていて人がここを通っている(利用している)のがわかる。
ただ、進むうちに踏み跡は細くなっておりだんだん心細くなってきた。
登山の為の道ではなく地元の人が山菜取りなどで利用している道なんじゃないかと思ってしまった。
これが道・・・・だと?
なんだか狂気じみてきた。道というかこれはまるで・・というか、まさに藪である。しかも激藪。
8月という一年で最も植物たちが蔓延るタイミングである。今まさに最高の悪条件が揃った登山道?を逝く。
ちなみに我々は二人とも半袖に短パンである。
ひたすら藪をかきわけて進む。この程度であきらめてたまるか!
蜘蛛の巣が顔面を直撃しまくるのにだいぶ慣れてきたが、なにより怖かったのは山ビルの存在である。
丹沢ではヒルにやられたことが何度かあったが、その時はこんな道ではなかった。何が現れてもおかしくない道なき道だった。
また、草で足を切ってしまいそうな場面も結構あった。
藪を抜けるといきなりまともな道に合流した。ようやく山頂へのゴールが見えてきた。
みなさん、くれぐれも中央の写真の看板に騙されないでください。
この看板を信じて進むとエライ目に遭いますよ・・・・・(8月だからこんなにひどかったのかもしれません)
帰りは善波経由で尾根伝いに鶴巻方面へ歩いて帰ってきました。
ああ、普通の登山道がすごい歩きやすい・・・・(笑)
弘法山は秦野市民なら誰しも知っている山かと思いいますが、誰もしらないような道がまだまだありそうです。
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