Travel Maker 都道府県別レポート

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佐賀県



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佐賀県は九州の北西部に位置し、自然の森よりも人工林の方が多いという珍しい県。さらに戦後、97万人くらいいた人口も現在では85万人となっており、時代に逆行した様子が垣間見える。

なんだか看板を見ても聞きなれない地名があったりして少し不安になります。
でも佐賀は昔から交通の要所だった場所で、今でも鳥栖は鉄道・道路とも東西南北を分かつ重要な場所となっている。しかし私の場合、佐賀県は「通り過ぎるだけのことが多い県」という不名誉な烙印を押されている悲運な県という印象が強い。


桃山天下一

この桃山天下一は、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に日本出国の拠点となった場所になります。
各国の諸大名をこの地に集め、出兵の準備をしていた場所となります。名護屋城はその際に築城された城と言われております。


加部島 風の見える丘公園

これは加部島から朝日を撮影した写真です。まだ朝の5時半くらいなので誰もいません(^^ゞ


展望台から見る景色はなかなかのもので、思わずたくさん写真を撮ってしまいました。
左の橋の写真はマウスカーソルを合わせると画像が変化します。


展望台の周りには遊歩道が設置されており、朝の気持ちいいウォーキングとなりました。

↓加部島の位置関係

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この加部島の根元には弁天島という小さな島があります。
二つ上の写真の橋脚の足元にある島ですが、こちらも遊歩道があるので歩いて辿ることができます。
地質鉱物の観点から天然記念物に指定されており、雄大な橋の光景を見ながら歩いてみるのも楽しいかと思います。

ちょっとした冒険気分?が味わえる小路です。潮風が本当に心地よい。


立派な橋なんですが、2車線の狭い道路なのでなんだかもったいない気もします。
船の出入りが多いからこんなに高い橋脚になったんでしょうか?


駐車場からは2〜3分で弁天島に到着します。海水がとても綺麗で透明度が抜群です。湘南の海とは全然違う(^^ゞ


弁天島には社が置かれており、近隣住民によって綺麗に保たれていた。
鳥居の上には隙間なく石が積まれており、鳥居の左の柱には真ん中の写真のように風による侵食でできた穴に石が詰め込まれていた。
石を詰めたのは人間の仕業ですが、この穴に関しては今でも形成の経緯が気になっております。自然にこんなふうになるんでしょうか?まるで高知県の竜串のようです。


海岸に降りてみるとやはり竜串のような奇岩の光景が広がっていた。本当にこのような地形・模様がどのようにできたか知りたい。
なお、上の2枚の画像はロールオーバー対応です。マウスカーソルを乗せてみてください。


日本三大朝市  呼子朝市

日本三大朝市という言葉をご存知だろうか。この日本三大ナントカというのはいろいろな事柄で選定されていますが、朝市にもあったのは意外です。
インターネットでいろいろと朝市を調べてみると日本三大朝市は石川県の輪島・岐阜県の高山・千葉県の勝浦と出てきます。
ん?
佐賀県の呼子の朝市がないぞ?
実際に佐賀県の呼子はカウントしていない団体も多い。こうゆうものは特にどこかの公式団体があって制定しているものではないのでたちまち論争の的になったりする。

ともあれ、呼子の朝市は大変賑わっているのがよくわかった。特にイカが名産であり、イカを全力でアピールしているのが印象的だった。


古い町並みも残っており、歴史に思いを馳せるのもまた一興。


と思ったら「今風」の観光案内所もあってついつい寄ってみた。タッチパネル式の案内ディスプレイにQRコードで情報が読み込める端末があり、ちょっと驚いた。
これ一台で食べる・見る・遊ぶ・泊まるといった情報が簡単に引き出せるようになっている。ただ、地元の方は高齢者の方がほとんどで、このシステムを発案・構築したのはおそらく外部の企業だと思われる。
また、観光地には今やお約束となったご当地キャラもしっかりと宣伝に一役かっていた。
無形の民俗文化財として、有名な呼子大綱引のポスターも目立つ。


ここでせっかくなので朝食をとることにした。当然目当ては「イカ」である。
大奮発してこの店で最も高額な「イカ丼」を注文。確かに名産ということだけあって美味しい。イカがこんなにも甘い食べ物だとは思わなかった。
イカ丼1000円の投資は決して無駄にはなりませんでした、とくかく大満足です(^^ゞ


朝食を食べ終わるとだんだん市場も活気づいてきました。港にネコって似合ってますね(笑)

 動画で見てみる→ P1120753.MOV 
私がこの呼子朝市で強烈な印象として頭に残っているのがこれ。
イカが高速回転しており、その迫力に圧倒されてしまった。多分干すよりも効率的に乾燥させることができるということでこのようになってるのだと思いますが、見ていて面白い。特に右の写真からもわかるように、クロネコヤマトの旗(のぼり)をビシバシ叩きながら高速回転しているのが笑える。
動画を貼り付けておいたのでよかったら見て下さい。6秒の軽いファイルです、Windowsメディアプレーヤー等で再生できます。


西相知駅

突然ですが駅の紹介です。JR九州の筑肥線の駅ですが、昭和10年に開業し、一日の平均利用者数はおよそ16人です。
目の前の県道38号線を走っていたら遠くに味わい深い駅が見えたので突発的に寄ってみました。こうゆう雰囲気が大好きです。
駅前の駐輪場の寂れ具合も実に趣があっていいですね。車も停め放題な感じです。


これがプラットホームです。素晴らしい大自然の駅です。でもレールが見えません。
この西相知駅はかつて島式2面ホームであり、木造の駅舎がありましたが、現在は駅舎はなくなり島式1面ホームとなってしまいました。
この盛衰ぶりの謎を調べてみたらやっぱり出てきました。
この駅はかつて唐津炭鉱の中心を担っていた由緒ある駅だったという事実。
不自然に駅前の土地が空いており、道からちょっと奥に入ったところにある駅というのはこのように興味深い歴史を抱えているケースが少なくない。
私もここを訪れた際、レールが撤去された様子を見てピンときました。
旅館や商店街、劇場まで備えていたようで、村田英雄が幼少期を過ごした場所がここだったということも分かりました(WiKi調べ)


そしてこちらは現在現役で使われているほうのホームです。典型的なローカル線なので相当ダイヤが薄いと思われたが1時間に1本は停車しているようである。


不自然に空いている駅前の土地の図。栄えていた当時の連想して思いにふけるのも旅の楽しみかたの一つだと思います。
これらの写真はいわば遺跡と呼んでも過言ではないかもしれません。そしてこの駅のことを調べる行為も広義の意味で「考古学」と呼べるのかもしれません。
明治時代以降急激に普及した鉄道が物語る栄枯盛衰。これぞ旅の醍醐味です。


虹の松原

福岡から佐賀に入り唐津方面に向かうと「虹の松原」という観光地が見えてくる。ここは写真のような見事な松がたくさん生えており、100万本もあるらしい。
日本三大松原に数えられているほか、日本の白砂青松100選・日本の渚100選・かおり風景100選にも認定されている。
でもそんなにすごいところとはお世辞にも言えない。この時は夏休みだったが殆ど観光客がおらず、お土産屋さんの私への執拗な営業が印象に残っている。


この虹の松原七不思議は実に興味深い。特に「七」の一年中セミの声がないという部分。確かにセミは鳴いてなかった気がする。さらに「二」の井戸水の謎も不思議です。こんなに海に近い場所なのに井戸から真水が出るなんて!?
まん中の写真には密かに誰かが映ってます(笑)

松原と海岸はこんな風に強引に柵で仕切られてます。ここにもやはり人影は見えませんでした。


ここには「からつバーガー」という有名なB級グルメがあり、このような移動販売のバスで買うことができる。だいたい決まった場所にいるようなのでネットなどで調べてから買いに来るといい。ただ、あまり賑わっておらず、我々のほかにはソロツーリングの兄ちゃんが一人いただけでした。
ハンバーガーを作るのに少し時間がかかるようで、車のナンバーを教えると車まで持ってきてくれるサービスも嬉しい。


結構サイズが大きくて食べるのに時間がかかりました。少し固めのバンズも食べごたえがあっていいと思います。特製のタレが個性的でした。




この城は唐津城といい、豊臣秀吉の家臣だった寺沢広高が1602年に築城したものです。
この広高という武将は土木技術に長けていたようであり、河川の流路変更工事や防風林の設置など、自領内での治山治水事業に大きく貢献した人物です。
ちなみに先ほどの防風林というのは今の虹の松原のことを指します。


電車が通ってたので反射的にシャッターを押してしまった。こうゆうローカル線はなんかゆったりしてて雰囲気がいい。
神奈川なんてひっきりなしに電車が行きかってて全然のどかな雰囲気が無い。それに比べ地方のローカル線は1時間に一本くらいでもちろん単線。
車両も1両か2両というケースがほとんどで、こんなふうに走ってるところを発見することがまず珍しい。だからつい撮ってしまうのである。
一応帰ってから調べてみたらこの路線は筑肥線というらしいことが分かった。右の写真を良く見ると「イエローワンマンディーゼル」と書いてある。


その筑肥線の終着駅だと思われる伊万里市(いまりし)は陶器と伊万里牛で有名です。道の駅があったので寄って情報収集してました(^^ゞ



その道の駅で購入した梨です。炎天下の中長時間運転してると水分と甘いものが欲しくなります。そんなとき果物が一番です。
個人的に梨は水分が多くてリンゴよりも好き。


途中武雄温泉を通りすぎました。
入ってないのであまり詳しく書けないが、この温泉は佐賀県内では結構有名で幕末にはシーボルトや吉田松陰が入ったとされている。
炭酸水素塩泉です。傷口がある人は入らない方がいいかも。

さて、ここまで佐賀県を自分なりに紹介してきましたがどうでしょうか?
我ながらインパクトに欠けるし、なんせ強烈な(有名な)観光スポットに乏しい。異国の玄関口である長崎と大都市福岡に挟まれうだつの上がらない県になってしまったのかもしれない。


どうやら佐賀にもスキー場があるようです。でも行くことは無いと思います(遠すぎるので)
吉野ヶ里遺跡に関してはテレビとかで見ていて存在は知ってましたが時間の都合でここには寄ってません。


次回佐賀県に来た時に寄りたいところとしては、佐賀の市街地に行ってみようと思ってます。佐賀の現在の暮らし、文化などナマの姿が見てみたくなりました。
佐賀の魅力をもっとこのサイトで皆様にお伝えできればと思っております。



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